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古代ギリシャの哲学者タレスは天文学にもたけていた。ある夜、星の観測に熱中するあまり、井戸に気づかずに落ちてしまった。使用人が冷やかした。「あなたは天上のことは知ろうとするが、足元のことはお気づきにならない」
古希腊哲学家泰勒斯也精通天文学。一天夜晚,他仰天观测星星过于专心,不小心掉进了井里。佣人笑他:“你想要了解天上,却没注意到脚下”。
★“一个民族只有有那些关注天空的人,这个民族才有希望。如果一个民族只是关心眼下、脚下的事情,这个民族是没有未来的”。——黑格尔
★タレス (前624頃-前546頃) 古代ギリシャの哲学者。ミレトスの人。ギリシャ七賢人の一。イオニア自然哲学の創始者。万物の根源を水とした。また,幾何学・天文学・航海術などに通じ,日食を予言した。
よく知られた逸話に、安倍自民党の大敗が重なる。首相になってからの安倍さんには、望遠鏡で遠くの空ばかり眺めていた印象が強い。いわく「美しい国」「憲法改正」「戦後レジーム(体制)からの脱却」……。大構えなテーマは、彼の思い描く夜空に、星座となってきらめいていたのだろう。
(参议院选举中)安倍首相统率的自民党惨败与这一有名的逸闻有异曲同工之处。担任首相后的安倍给民众一个强烈印象:只是拿着望远镜仰望遥远的天空。他所提出的“美丽国家”、“修改宪法”、“脱离战后体制”等高谈大论,象一颗颗星星,挂在他心中的夜空,熠熠生辉。
だが足元には疎かったようだ。暮らしを脅かす格差に無頓着だった。政治とカネの醜聞につまずき、年金問題という井戸に落ちた。それからが正念場だったはずだが、腹を据えて空を仰ぎ続けるでもなく、取り繕いに追われた。
然而脚下却磕磕绊绊。对于威胁民众生活的贫富差距置之不理。在金钱政治丑闻上跌了跟头,又掉进了保险金问题的水井里。那以后正是考验他实际能力的最关键时刻,但他并不能下定决心继续仰望天空,而是疲于修缮工作.
★腹を据える①怒りをはらす。古今著聞集16「只今こそは日頃の腹をばすゑ侍らめ」②おちつく。納得する。③覚悟を決める。
「政治家は次の時代を考え、政治屋は次の選挙を考える」という。首相就任時には、安倍さんは政治家だったかもしれない。だが井戸に落ちてからは、動揺したのかすっかり政治屋になってしまった。脆(もろ)さに失望した人は、自民支持層にも少なくなかっただろう。
俗话说:“政治家考虑下个时代,而政客考虑下次选举”。就任首相时,安倍也许是个政治家。可是,掉进井里之后,也许是动摇了,变成了彻头彻尾的政客。支持自民党的人士中,不少人对其脆弱很失望吧。
タレスは、万物は水から生まれ、水に還(かえ)ると、宇宙の原理を説いた。その水を庶民に、為政者を舟になぞらえたのは、中国の思想家の荀子(じゅんし)だ。「水はすなわち舟を載せ、水はすなわち舟を覆す」
泰勒斯提出的宇宙原理认为,“水生万物,万物复归于水”。将水比作民,执政者比作船的,是中国思想家荀子。“水能载舟,亦能覆舟”。
民衆は政権を支えもするが、不満なら引っ繰り返す。それが一票の力だろう。舟が覆ってなお、首相は泳ぎ続けるそうだ。民意の波は相当荒いのだけれど。
民众可以支持政权,不满意也可以推翻政权。这就是一张选票的力量吧。据说船翻了,首相还可以继续游泳。不过,民意之浪可是相当汹涌的。