【天声人語】中日对照11月16日
黒田清子
昨日の朝、東京はぐんと冷え込んだ。歩いていると、指先がかじかみそうだった。その寒気に包まれた都心を静かに行く車の中で、白手袋の手が、小さく何度も振られた。
昨天早晨,东京骤然变冷。行走在街头,仿佛指尖都要冻僵了。在寒气笼罩的市中心静静穿行的车辆中,那双带着白手套的手,微微而多次地挥动着。
天皇家の長女、紀宮清子(さやこ)さまが、黒田慶樹(よしき)さんと結婚し「黒田清子さん」になった。式後の記者会見では、ふたりとも、はればれとしてうれしそうだった。
はればれ:
1、空がすっかり晴れ渡っているさま。「―(と)した秋の空」
2、もわだかまりなどがなく、気持ちがさっぱりとしたさま。「今一つ気分が―(と)しない」「―(と)した顔」
天皇家的长女,纪宫清子公主,与黑田庆树先生结婚而从此更名为「黑田清子」。在随后召开的记者招待会上,二人都显得十分轻松愉快。
「うちのドンマインさん」。天皇陛下は、紀宮さまのことを話す時にそう呼ぶことがあるという。皇后さまが先月、71歳の誕生日の際に、宮内記者会からの質問に文書で答えた。
ドンマイン:[感]《Don't mind.から。「気にするな」「心配するな」の意》失敗して気落ちしている人を励ます掛け声。スポーツの応援などに用いる。
天皇陛下在提起纪宫公主时,有时会称她为“我们家不介意的公主”。皇后在上个月71岁生日之际,用文书形式来回答宫内记者的提问。
「清子は、私が何か失敗したり、思いがけないことが起こってがっかりしている時に、まずそばに来て『ドンマーイン(気にかけないでの意)』とのどかに言ってくれる子どもでした」。それは今も変わらないという。一般家庭とは違ったしきたりや制約のある暮らしの中で、心の支えになっていた様子がうかがえる。
“清子是一个在我遭遇失败或者意外事情时,会首先来到我身旁,平心静气地对我说‘别介意’的孩子。”这一点她至今未曾改变。从这个与一般家庭不同的习惯和制约的生活中,可以窥见清子已成为这个家庭的心灵支柱。
「てふてふが一匹韃靼(だったん)海峡を渡つて行つた」。この安西冬衛の一行詩を、学習院女子高等科の卒業アルバムに記していたという。詩情あふれ、そして潔いこの一句を、少女のころから胸に抱いていたのだろうか。
学習院:
明治一〇年(一八七七)皇族・華族の子弟の教育のために東京に創立された学校。第二次大戦前は、宮内省の管轄。昭和二二年(一九四七)私立学校になり、幼稚園・小学校から大学までを擁している。江戸末期に、公卿(くげ)の子弟の教育機関として京都に設置されたのが始まり。
潔い:
1.事物・風景などが清らかである。汚れがない。
2.思い切りがよい。未練がましくない。また、さっぱりとしていて小気味がよい。「―・く身を引く」「―・く戦う」
3.道に反するところがない。潔白である。「―・い態度を貫く」
“蝶儿飞渡鞑靼海”安西东卫的这一行小诗,被写在了学习院女子高等科的毕业相册上。在这饱含诗情且毫不懦怯的诗句里,蕴含着清子从少女时期起就拥有的远大抱负吧。
「眼覚めに夏鶯/美しき五月の朝なり/海の見える食堂でアトホーム/カルセオラリアといふ黄な花の鉢植/よき紀年日なり……冬」。冬衛が「38回目」の結婚記念日に、仕事先から妻の美佐保さんに送ったはがきだ(安西美佐保『花がたみ』沖積舎)。黒田さんたちが末永くお幸せであるようにと願う。そして、世の新婚の人たちにも幸多かれと祈りたい。
“苏醒时分 夏莺纷飞/五月的清晨 甜美动人/眺海的食堂 温馨舒适/在这黄色的蒲包花花盆里/记载着你我甜美的纪念日……冬”。这是冬卫在“第38次”的结婚纪念日里,从工作地发给妻子美佐保的明信片。(安西美佐保『花篮』沖积社)。让我们祝福黑田夫妇白头偕老。也祝愿所有的新婚夫妇幸福美满。
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(责任编辑:xinran)
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