2008年05月09日付 暖春之旅?!
翻译解说:天声人语翻译讨论组 整理:baiheps
▼よその国の文物や産品が自分の国にあふれる。そんな様を快く思わない向きが、昔からいたらしい。『徒然草』の兼好法師は鎌倉時代に、「唐(から)(中国) から来るものは、薬のほかは、なにもなくても事欠かない」と息巻いている。
似乎从古时候开始就有人对别的国家的文物以及产品充斥在本国而感到心中不快。『徒然草』的作者兼好法師就是如此。身处廉仓时代的他曾经扬言:“来自大唐(中国)的东西中,除了药品,其他都是可有可无的”。
▼「用もない物を所狭しと積んで、唐からの危ない海路を渡ってくる。愚かもいいところだ」と手厳しい。兼好法師がいまの世に立ち現れたら、暮らしにあふれる中国製品の多さに、腰を抜かすかもしれない。
他还曾严厉地指出:“历尽艰险自东土大唐渡海而来,将一堆没用的东西堆在那儿。这真是愚蠢至极”。倘若兼好法師现世显灵,恐怕会对普遍存在于生活之中的中国制品之多感到万分惊讶吧。
▼その中国から胡錦濤(フー·チンタ オ)国家主席が来日し、首脳会談が開かれた。「チベット」「ガス田」、それに「ギョーザ」が3点セットである。日ごろは他人事(ひとごと)節の目立つ福田首相も、ギョーザには「断じてうやむやにできない」と強い言葉を繰り出した。
该国主席胡锦涛近日出访日本,与(福田首相)举行了首脑会谈。在谈到“西藏”、“气田”、以及“饺子”三点问题时,连平日里明显一副事不关己口气的福田首相都多次强调:对于饺子事件,“一定查清、不容姑息”。
▼日本人の「もっと安く」「もっと便利に」を、中国からの産品が支えている。会談の結果は、だが「安心」からは遠かった。上野動物園のパンダの貸与では、打てば響く返事があった。ありがたいが、おいしい前菜で、主菜の苦みがうやむやになった印象は残る。
来自中国的产品,维系着日本人“更廉价”、“更便利”的生活。会谈虽然有了结果,但还远远不能令人“高枕无忧”。所幸的是,对于上野动物园租借大熊猫的事情,中国政府倒是做出了迅速的反应。但这给我留下的印象却是:好吃的小菜掩盖了苦涩的主菜。
▼胡主席は、この訪日を「暖かい春の旅」と呼んだ。去年4月の温家宝(ウェン·チアパオ)首相は「氷を溶かす旅」だったから、季節は深まった。だが日中は、歯車が狂えばたちまち寒の戻る不安定さを抱える。未来志向のつぼみを、しぼませてはなるまい。
胡主席将此次访日称为“暖春之旅”。相比去年四月温家宝总理的“融冰之旅”,季节更进了一步。但是,如果中日之间的关系出现混乱,还是具有重返严寒的不安定性的。不能让未来希望的花蕾枯萎。
▼ところで兼好法師の憎まれ口は、渡来品ばかりありがたがる風潮への皮肉でもあった。なのに文末で、「遠き物を宝とせず」と、中国の古典から引いて、戒めている。切っても切れない彼我の歴史が垣間見える。
诚然,兼好法師讨人厌的话语,对于附庸舶来品之风也是一种讽刺。但文章结尾处,他自己也引用了一句中国古语以为戒。—“不宝远物”。两国间想斩都斩不断的历史渊源,由此可见一斑。
解说:
1、所狭し(ところせし): (1)空間を物が占めていて、場所が狭い。いっぱいだ。残された余地が少ない。「屯食(とんじき)、禄の唐櫃どもなど、―·きまで/源氏(桐壺)」 (2)精神的に窮屈だ。気づまりだ。「(天皇トイウ)よろづ―·き御ありさまよりは、なかなか安らかに/増鏡(おどろの下)」 (3)堂々としている。重々しく立派である。「いで給ふ気色―·きを、人々端に出て見奉れば/源氏(紅葉賀)」
2、歯車が狂う(はぐるまがくるう):順調に進んでいたことがうまくいかなくなる。
3、垣間見る(かいまみる): (1)ちらっと見る。「音楽会で―·みた麗人」 (2)事態·物事のわずかな面を知る。「その言動に彼の実力の一端を―·みる思いがした」 (3)物のすき間から、こっそりとのぞき見る。「女、男の家にいきて―·みけるを/伊勢 63」 〔(3)が原義〕 更多翻译讨论尽在天声人语翻译讨论小组
翻译好帮手:广辞苑(第五版)
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